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不妊治療

2022.09.15

妊活を始める時に必要なAMH

AMHについてご存じですか?

AMHとは抗ミューラー管ホルモンと言われます。

まず初めて妊活をを始める方は、病院へ行くとホルモン値を測ります。
AMHを測ることで何が分かるかというと

これから発育してくるであろう卵胞の目安が分かります。
この時に、年齢と比べて少ないとされた場合はあまり卵の数が残っていないと病院で言われ、早めの治療を勧められるかと思います。


卵胞の成長過程はご存じですか?
人の卵胞は
原子卵胞 → 一時卵胞 → 二次卵胞 → 前胞状卵胞 → 胞状卵胞
の順に育ちます。

AMHはこの過程の中の一時卵胞から胞状卵胞で作られるホルモンになります。
病院で卵が少ないと言われるのは、原子卵胞は女性が生まれてから増えることのないものなので、この時に育ってくる数が少ないと原子卵胞=残された卵の数ということになります。



しかし、AMHは原子卵胞以降のホルモン値ですので、もしかすると体調不良やストレス等でその周期に育ってきていないというだけという場合もあります。
女性は若い世代でも年に何回か無排卵ということもありますので、一度の検査で落ち込むことはありませんよ。




AMHは増えることもあります

AMHはあくまでも、一時卵胞から胞状卵胞の間のホルモンです。
例えば、原子卵胞からの育ちが悪い場合AMHの値は低く出てしまいます。また反対に原子卵胞からの育ちがいいと数値は良くなることも考えられます。


ここで一つ気を付けたいのは、AMH=卵巣年齢ではあいということです。
全文にも書きましたが、AMHはその周期に育ってくるであろう卵の目安です。決して卵巣年齢を表すものではないということです。
卵胞は、出生と共に減っていってしまうもので増えることは決してありません。しかし、AMHが低いからと言って良い卵が育たないということではありません。

当院は、その周期に質の良い卵を育てていくことが大切だと考えています

AMHの事でお悩みでしたら一度ご相談下さい