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不妊治療

2022.05.17

不妊に大きく影響する隠れ貧血①

なかなか妊娠しないと思ったら…



なかなか妊娠に至らないと悩む方に貧血の方がおられます。
表面上の血液検査でみられる貧血ならば、治療を直ぐにできるのですが、中には表面には出てこない隠れ貧血というのがあります。

隠れ貧血は、二人目不妊の方にも多くいます。最初のお子さんを妊娠された時妊娠中に貧血と言われた方などは特に注意が必要だと思われます。

隠れ貧血は、フェリチン値を見ないとわかりません。
お医者さんにしっかりとフェリチン値を見てほしいと伝えるか、体調の不良を伝えると診てくれることがります。
気になる方は、受診をおススメします。


そもそも、なぜ隠れ貧血が不妊につながるのか。
表面上には貧血と言われていないし大丈夫じゃないの?と思われる方もいると思います。
しかし、それでは自分の体の維持をするためだけの血液しかないということです。生命を維持するだけの血液量ということですね。
生命を維持するだけの血液量では、着床するためのふかふかベッドが作れなかったり大切なホルモンを運んだりができないからです。

貧血でもうまく妊娠できたしても、赤ちゃんと母体をつなぐへその緒から赤ちゃんに送られる栄養は血液にのって送られます。その血液が少ないと赤ちゃんに栄養が送りにくく赤ちゃん自身の低栄養にもつながってきます。
せっかく授かった赤ちゃんを元気に産みたいですよね。



貧血の症状で、立ち眩みやなかなか疲れが取れにくい、身体が重いだるいなどがあるかと思います。多くの方は働き過ぎて疲れが取れていないだけかも、休めていないからかなと思いがちになるかもしれませんが、一度自分の体と向き合ってみるのも良いかとしれませんね。

妊娠を望んでいる方も、まだまだ先だからと思っている方も是非自分の体を振り返り見直してみましょう。